はじめに
テレアポに挑戦したばかりだと、
- 「何を話せばいいかわからない」
- 「途中で話が止まってしまう」
- 「断られるとすぐに会話が終わってしまう」
こんな悩みを持つ人は多いです。
そんなときに役立つのが 「トークスクリプト(会話の台本)」 です。
この記事では、トークスクリプトの意味やメリット、作り方の流れ、そして明日から使える例文をわかりやすく紹介します。
トークスクリプトとは?
トークスクリプトとは、テレアポや営業のときに話す内容を あらかじめ決めておく台本 のことです。
- どんな順番で話すか
- 相手に聞かれやすいことへの答え
- 断られたときの返し方
これらをまとめたものがトークスクリプトです。
営業マンにとっては 「安心できるカンニングペーパー」 のような存在ですね。
トークスクリプトを使うメリット
- 新人でもすぐ話せる
緊張しても読むだけで最低限の流れはこなせます。 - 話の抜け漏れが減る
会社名や要点を伝え忘れる…といったミスを防げます。 - 断られても次の一言が出やすい
あらかじめ返し方を準備しておけば沈黙せずに会話が続きます。 - 自分の成長につながる
上手な同僚のフレーズを書き留めておき、自分のスクリプトに足していけばどんどん精度が上がります。
トークスクリプトの作り方(初心者向けステップ)
トークスクリプトは完璧でなくても大丈夫。最初はシンプルに、次の流れを作りましょう。
① ゴールを決める
- テレアポなら「アポイントを取る」
- それが難しければ「資料を送らせてもらう」でもOK
- 次に電話かける日程の約束もあり。
👉 まずは「何をお願いしたいのか」をはっきりさせます。

特に「次に電話をかける約束」に関しては積み重ねていくと当月の着地も逆算しやすくなる。エンタープライズに対しても有効な手段でパイプライン作るのに私は多用しています。
② 話す順番を決める
基本の流れはこの4ステップです。
- あいさつ・自己紹介
- 用件を伝える
- 相手の状況を聞く(質問)
- 次のアクションをお願いする
③ 断られたときの一言を用意する
テレアポで一番多いのが「結構です」「忙しいです」という断り。
ここで会話を終わらせないために、短い返しを用意しておきます。
例)
- 「そうですよね、皆さん最初はそうおっしゃいます。ただ…〇〇で悩む方が多くて…」
- 「1分だけ聞いていただけませんか?」
④ 同僚のフレーズを真似する
営業は「自分でゼロから作る」より、成果が出ている人の真似から始めるのが早いです。
隣の席でうまく切り返していた一言をメモ帳に書き留めておくと、自分の武器になります。
⑤ 実際に話して直す
作ったスクリプトは必ず声に出してみましょう。
「言いにくい言葉」や「間が持たない部分」が見えてきます。



④と⑤に関しては必ずやりましょう。特に⑤に関しては通しでやらないと見えてこないものもあります。人に伝える際に「これ通しでやりました?」とか聞かれたら評価として最悪なので気をつけてください。
トークスクリプト例文(テレアポ)
① あいさつ・自己紹介
「お忙しいところ失礼いたします。私、○○会社の△△と申します。」
② 用件を伝える
「今日は、店舗の会計を効率化できるサービスをご紹介したくお電話しました。ご担当者様はいますか?」
③ 相手の状況を聞く
「御社では〇〇はどのように運用されていますか?」or「御社では〇〇使われていますよね?」
④ 断られたときの返し(例)
- 「ちょうど結構です」
→「承知しました。ただ、同じ業種の方で『ピーク時の会計待ち』を課題に感じる声が多かったのですが、御社はいかがですか?」
⑤ 次のアクション
「もし少しでもご興味があれば、10分だけオンラインでご説明させていただけませんか?」



すごいざっくりしてるけどトークスクリプトに落とし込むときは分岐で「YES or NO」で分けられるようにトークを作ろう。
トークスクリプトを上手に使うコツ
- 棒読みしない
台本はあくまで支え。自然に会話することを意識しましょう。 - 「質問」で会話をつなぐ
一方的に話さず、相手から答えを引き出す形にすると会話が続きやすいです。 - 毎日少しだけ直す
断られた理由や良かった一言をメモして、スクリプトを更新していくと成長が早くなります。



マジで「抑揚」が大事。声の高さを調節できるとやりやすいです。演劇やってた人とか得意だし、低い声だと相手が聞き取りにくい。
まとめ
トークスクリプトは、
- 新人の不安を減らす
- 話の流れをスムーズにする
- 成功パターンを蓄積できる
- 折れてもいいけど立ち直れる足腰を身につける
営業の“基礎体力”をつけるための必須アイテムです。
最初はシンプルでOK。
「あいさつ」「用件」「質問」「お願い」の4ステップから始め、同僚のフレーズを真似しながら、自分の武器を増やしていきましょう。
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