なぜ「ピクミン🌱」と資本主義・株式会社を結びつけるのか?
ピクミンってどんなゲーム?
- 任天堂から発売されているアクションゲーム
- 小さな生き物「ピクミン」を引き連れ、ステージを探索・クリアする
- ピクミンは種類ごとに役割が異なり、主人公をサポートしてくれる
ここでのポイントは、「ピクミンを集めて効率的にミッションを達成する」という仕組みです。実はこれが、私たちが働く会社や社会の構造に似ています。
資本主義とは?
- 資本主義…資本(お金や生産手段など)を持つ人がビジネスを行い、利益を追求する経済の仕組み
- 営業マンにとっては、自社やお客様が資本を活用してビジネスを展開している状況を理解するのが重要
「ピクミンを戦力(資本)と見立てて、成果(利益)を追い求める」と考えると、なんだか似ていませんか?
株式会社とは?
- 株式会社…株式を発行して資金を集め、事業を行う企業形態
- 投資家が資金(資本)を提供することで会社が成り立ち、その対価として投資家は株式を受け取る
- 会社は集めた資金で事業を拡大し、得た利益の一部を株主に還元する仕組み
主人公が「ピクミンというリソース(人材や資源)を集めて大きな仕事をこなす」姿は、株式を使って資金を集め、大きな成果を目指す株式会社と重なる部分が多いのです。
ピクミンの世界観が教えてくれる3つの営業スキル
ここからは、ピクミンに登場する要素から営業職に通じる学びを探っていきましょう。
ピクミンの要素 | 資本主義・株式会社での対応イメージ | 営業での学び |
---|---|---|
主人公(オリマー) | 経営者・リーダー | チームを導くリーダーシップ |
各種ピクミン | 社員・部門・外注パートナー | 役割を活かすチームビルディング |
敵キャラや障害物 | 市場競合・市場変化 | トラブル対応・顧客ニーズへの対応力 |
養分・アイテムを運ぶ | 売上・利益を得る活動 | 営業活動の成果管理 |
増やす(ピクミンの芽) | 資金調達・組織拡大 | ビジネス拡大・人材育成 |
株主はプレイヤーかな・・・
① 主人公(オリマー)の視点:リーダーシップ
- 「オリマー」は指示を出し、ピクミンを率いて行動する。
- 学び:リーダーは「目的を明確にすること」「周りの力を最大化すること」が大切。営業チームのリーダーや中堅社員も、周囲のメンバーがどう動けば成果が出るのか常に考える姿勢が求められる。
② ピクミンの種類:多様性を活かす
- ゲーム内では赤、青、黄、羽など色によって能力が違う。
- 学び:会社には営業、開発、経理など、部署ごとに得意分野が異なる。適材適所の配置と連携が会社の成長を支える。営業マンも他部署との連携を深めることで新たな商機を作れる。
③ 敵キャラや障害物:競合と環境変化への対応
- 強敵がいたり、水場や高所など進みづらい地形がある。
- 学び:ビジネスでは競合との戦いが常ですし、法改正や景気変動など「環境」も変化する。どんな状況でも柔軟に対応する準備が必要。ピクミンも「火に強い赤ピクミン」「水場が大丈夫な青ピクミン」を適所で使い分けるように、営業も情報収集や準備を怠らないことが重要。
資本主義がわかる! ピクミン的「協力システム」とは?
ピクミンでは、複数のピクミンが力を合わせると運搬能力が上がりますよね。少人数では動かせない大きなアイテムでも、大勢で協力すれば運べてしまう。これは会社の仕組みや資本主義社会の特徴によく似ています。
1人で完結できるビジネスは限られており、複数の人が力を合わせることで大きな価値を生み出せる。人材(労働力)や資金(資本)を集めることで、大規模なビジネスが可能になるわけです。
- 少数のピクミン:小さな売上しか動かせない
- 大勢のピクミン:大きな売上やプロジェクトを動かせる
- 多様な色のピクミン:多種多様なマーケットや顧客をカバーできる
資本主義は、この「多くの人が資金や労力を出し合うことで、大きな利益を追求する」構造がベースになっています。
株式会社をピクミンに例えると?
株式を発行して資金を集める → ピクミンを呼び出す
- 株式会社は自社の株式を発行し、投資家に購入してもらうことで資金を得ます。
- ピクミンは、敵を倒したりアイテムを運ぶと「芽」が増える → これを“資金”に例えると、成果を出すほど次の投資(ピクミン)が増えていくイメージ。
組織が拡大する → ピクミンの数がどんどん増える
- 会社の目的は、事業を拡大し利益を増やすこと。
- ピクミンの数が増えるほど大きな作業(アイテムの運搬、敵の撃破)が可能になる。
- 営業としても、自社がどのように資金を集め、どんな事業拡大を狙っているのかを理解しておくと、提案や交渉の仕方に深みが出ます。
ダイオウデメマダラ🐸倒したらピクミンたくさん増えるよね。
営業マンが押さえておきたい「資本主義・株式会社」のキーワード
以下に、営業マンとして最低限押さえておきたいキーワードを挙げてみます。難しい言葉もあるかもしれませんが、表でわかりやすくまとめました。
キーワード | 意味・解説 | 営業でのポイント |
---|---|---|
資本主義 | 個人や企業が資本(お金や生産手段)を所有し、利益を追求する経済体制 | 顧客も自社も「資金を投入し、利益を上げたい」点は同じ。そこを踏まえた提案をすると効果的。 |
株式 | 企業が資金を調達するために発行する“権利書”。株を持つ人は株主となる | 大きな案件ほど投資が必要。出資者を味方につけることでビジネス拡大が狙える。 |
株主総会 | 株主が集まる会議。会社の方針や経営状況を確認する場 | 大切なお客様(株主)の存在。彼らのニーズを理解しておくと、経営方針も読み解ける。 |
配当 | 企業が上げた利益を株主に還元すること | 顧客企業も株主への配当を意識している。営業はコスト削減や売上向上策を提案するのが効果的。 |
時価総額 | 株価 × 発行済株式数 で計算される企業の価値 | 競合分析や市場評価にも直結。企業がどれくらいの規模感で動いているかをつかむ指標。 |
ピクミンと営業マン違いをまとめておきました。
- 返事はいらない。YES or ハイの世界
- ピクミンの世界:喋れない。
- 営業の世界 :返事は肯定のみ。
- ポイント :言語が必要ない。
- 群れをなせる鉄砲玉、代わりはいくらでもいる
- ピクミンの世界:激辛スプレーで猪突猛進
- 営業の世界 :激詰めプレイで猪突猛進
- ポイント :逃げられない。
- ミッションの達成
- ピクミンの世界:犠牲を払ってミッションを達成する
- 営業の世界 :犠牲を払ってミッションが未達
- ポイント :営業マンのほうが辛い。
まとめ:ピクミンから学ぶ「連携」と「拡大」の力
ピクミンという一見ファンタジーの世界観ですが、
- 主人公(リーダー)が多彩なピクミン(組織)を率い、次々と難関を突破していく
- 大きなアイテムや敵を倒して報酬(利益)を獲得し、さらにリソースを増やす
という流れは、まさに資本主義や株式会社の成長の仕組みに通じます。
「ゲーム×ビジネス」という視点で考えると、難しい資本主義や株式会社の仕組みもぐっと身近に感じられるのではないでしょうか。営業マンとして活躍するためにも、経済や会社組織の基本構造を理解することは大きな武器になります。ぜひピクミンのように、周囲と連携しながら拡大・成長を目指していきましょう。
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