上司に詰められたときに考えるべきこと
営業をしていると、誰でも一度はなります。
まん坊豆腐めちゃくちゃ詰められた。
数字が出ていない。
指示は厳しい。
説明しても、理解されていない気がする。
この時、多くの人は、
「上司が悪い」「無理難題を押し付けられている」
という構図に入りがちです。
でも、この捉え方をしている限り、状況はあまり変わりません。



明日は明日の風が吹く
それは本当に無理難題なのか
たとえば、こんな指示。
「この200件のリスト、黒白つけたよね。
じゃあ、もう一度この中からアポを持ってきて」
現場感覚では「無理だろ」と思う。
でも、この時点ではまだ、
無理“そう”と感じているだけです。
ここで一度立ち止まって考える必要があります。
・件数の問題なのか
・設計の問題なのか
・すでに打ち手を出し切っているのか
「気持ち的に無理」と
「構造的に無理」は、まったく別物です。



無理難題押し付けてくる上司にハイハイ言ってるとつけ上がってくるからちゃんと怒ったほうがいいよ。あと無理難題を言語化こちらでする必要はあるからがんばろ。
問題は個人か、仕組みか
その200件が、ただのテレアポリストではなく
ABM前提で設計されたリストだったとします。
・これ以上ポテンシャルの高いリストは作れない
・新しいリストを作れば質は下がる
・個人の工夫では限界がある
この前提があるなら、
成果が出ない原因は努力不足ではありません。
仕組みの限界です。
ここを切り分けずに
「もっと頑張ります」「工夫します」と言い続けると、
詰めは終わりません。
キャッチボールの話ではない
よく「上司とはキャッチボールしよう」と言われますが、
このケースはその話ではありません。
言い合いでも、説得でもない。「仕組み」を疑ってそれを2人で叩けているかを疑いましょう。
本来やるべきなのは、
上司と向かい合うことではなく、横に並ぶことです。
イメージとして一番近いのは、
ストリートファイターⅡの「車破壊ボーナス」。
2人で殴り合うのではなく、
同じ車に向かって制限時間内に全力で壊しにいく。
このときの車が、今の仕組みです。
壊すべきものは何か
この設計で本当にアポは取れるのか。
どこを変えれば現実的になるのか。
KPIなのか、役割分担なのか、評価軸なのか。
人を殴っても、車は壊れません。
殴る方向を間違えると、時間だけが過ぎていきます。
上司に詰められていると感じるとき、
多くの場合は「自分 vs 上司」の構図に入っています。
でも本当は、
「上司と一緒に、取れない仕組みを壊せているか」
それだけの話です。
それでも仕組みの話ができない上司の場合
正直に言うと、
全ての上司が「仕組みの話」をできるわけではありません。
その場合に大事なのは、
全部を理解してもらおうとしないことです。
・これは努力で解決できる話ではない
・ここに限界がある
・この条件なら成果はこうなる
最低限、
「無理の正体」を言語化して共有する。
それ以上踏み込めないなら、
自分が背負う責任の範囲を明確にする。
それも立派な自己防衛です。
車を壊せないときに守るべきライン
仕組みが壊せない環境では、
自分まで壊す必要はありません。
・自分の責任範囲を超えたものは背負わない
・努力でどうにもならないものを努力不足にしない
・詰めを人格否定に変換しない
これができないと、
仕事は消耗戦になります。
最後に
人ではなく、仕組みを叩く。
この視点に立てると、
会話は「詰め」でも「言い訳」でもなくなります。
詰められるかどうかではなく、
2人で同じ車を壊しにいけているか。
それが、この話の本質です。


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