営業のビジネス本を読んでレビューしていこうと思いました。めちゃ思いつきなんだけど、「今できる事は今やる。」あと営業10年続けてる私が読んでタメになった本を紹介していきます。
はじめに
営業職に携わる人なら誰もが「新規開拓」の壁にぶつかった経験があるのではないでしょうか?
「テレアポはつらい」 「飛び込み営業なんて時代遅れ?」 「結局、何が正解なの?」
そんな悩みを解決するヒントが詰まった一冊が『ゼロから始める!法人営業: ずっと勝ち続ける新規開拓営業の新常識』です。本記事では、この本の内容を世界一優しく、かつ実践的に活用できる形でレビューしていきます。
1. 見込み客を見極める「魔法の質問」
営業の世界で大切なのは、無駄な時間を削ぎ落とすことです。
本書では、見込み客かどうかを即座に判断する「魔法の質問」が紹介されています。
「以前に似たようなサービスは導入されましたか?」 「その時はおいくらでしたか?」
この質問のポイントは以下の通りです。
質問 | 意図 |
---|---|
「以前に似たようなサービスは導入されましたか?」 | 過去の導入経験があるかを確認し、ニーズの有無を測る |
「その時はおいくらでしたか?」 | 予算感を把握し、価格交渉の余地を見極める |
この2つの質問を投げかけるだけで、
- 「今すぐ契約する見込みがあるのか?」
- 「そもそも商談する価値があるのか?」
を瞬時に判断できます。
「予算ありますか?」って初対面で聞くの失礼だけどこれなら、過去の事だからサラっと聞けて便利素敵
2. 想像ほど危険なものはない 〜事実ベースの仮説思考〜
営業活動では、仮説を立てることが大事ですが、「想像だけで動く」のは非常に危険です。
「仮説を立てるにも、事実を元に立てましょう。」
これは、まさに「既存顧客を分析しろ」というメッセージです。
【既存顧客の共通点を探す】
既存顧客の共通点 | 考察ポイント |
業種 | どの業界が多いか? |
企業規模 | 中小企業か、大企業か? |
課題・悩み | どんな悩みを解決したか? |
決裁フロー | 誰が意思決定をしているか? |
既存顧客のデータをもとに、理想のターゲット像を明確にすることで、より確度の高い新規開拓が可能になります。
3. お金より大切なものとは?
本書では、ビジネスを立ち上げる際、「お金」よりも顧客リストや実績のほうが重要だと説いています。
「お金の価値は一つの要素に過ぎない。立ち上げ時には顧客リストや実績のほうが大切。」
【営業における「資産」】
営業資産 | 価値 |
顧客リスト | アプローチ可能な見込み客のデータ |
実績 | 過去の成功事例や導入実績 |
信頼関係 | 長期的な関係性の構築 |
特に、新規開拓を行う際に「実績の提示」が重要になります。導入事例や過去の成功ケースを蓄積し、見込み客に提示することで、信頼感が増し、成約率が向上します。
4. DM営業の新常識 〜電話より決済者に直撃せよ〜
かつては、無作為にリストを作り、テレアポを繰り返すのが王道でした。しかし、本書では「決済者に直接DMを送る」手法が有効であると述べられています。
「アナログで無作為にリストを作り腱鞘炎になるくらいネットからコピペ繰り返してテレアポしてたのが、決済者にDMしたら面白いようにアポ取れた。」
テレアポの限界を感じている方は、以下のステップでDM営業を試してみてください。
【DM営業の流れ】
- 決裁者を特定する(LinkedInや企業HPを活用)
- 相手に刺さるストーリー性のあるDMを作成
- DM送付後、フォローコールを実施(反響率が2倍に)
この手法を使えば、無駄なアポ取りが減り、成約率が向上します。
腱鞘炎鬼ほどわかる。リスト作りアナログなの地獄。自衛隊よりキツかった。
5. 営業には「即決を促す力」が求められる
商談の最後に「持ち帰ります」と言われると、成約率が大幅に下がります。
「お客さんに即決を促しなさい。営業には決定権がないから促すことしかできないのです。」
【即決を促すテクニック】
方法 | 説明 |
限定性 | 「今だけの特別価格」など、今決める理由を提示する |
リスク軽減 | 返金保証やトライアルを提案し、意思決定を後押し |
決定権者の場に呼ぶ | その場で決済者を交えて商談する |
即決の重要性を理解し、成約率を高めるための工夫をしましょう。
まとめ
『ゼロから始める!法人営業』は、従来の営業手法に囚われず、
- 効率的な見込み客の選定
- 事実に基づいた仮説思考
- お金よりも大切な「営業資産」の蓄積
- DM営業という新しいアプローチ
- 即決を促す営業術
といった、実践的なノウハウが詰まった一冊でした。
本記事を参考に、ぜひ本を購入して読んでみてください!間違いなく営業において良著でした!
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