こんにちは、バナージ・リンクスです今日は、営業活動における「ChatGPTをはじめとする生成AI」の活用方法を、中学生でもわかるくらいの言葉でお伝えしていきます。営業というサンダーボルト宙域で戦うみなさんが、少しでもラクになれるヒントになればうれしいです。
この記事のポイント
- 生成AI(せいせいAI)って何?
- ChatGPTの可能性と注意点
- 営業にどう活かせる?
生成AIってなんだろう?
まずは「生成AI」についてです。生成AIとは、人間が入力した質問や指示(プロンプト)に対して、自然な文章や画像を“つくり出してくれる”AIのことをいいます。代表的な例が「ChatGPT」や「Bing AI」などです。
生成AIのしくみ(ざっくり編)
- 大規模言語モデル(だいきぼげんごモデル):膨大(ぼうだい)な文章データを学習しているAI
- 入力(プロンプト):人間がAIに話しかけるときの指示文
- 出力:AIが答えてくれる文章やデザイン、画像など
NT-D(ニュータイプ・デストロイヤー)システム並みにすごいパワーを持っているのが生成AIです。まさに可能性の獣🦄と呼びたくなるよな。
ChatGPTを使った営業のメリット
ChatGPTを使うと、営業マンにとってどんなうれしいことがあるのでしょうか? ここでは「時短」「アイデア出し」「資料作成の補助」といった主なメリットを見てみましょう。
メリット | 説明 | 例 |
---|---|---|
時短(効率アップ) | 同じことをAIに頼めば、短時間で文章や資料を作れる | – メールの下書き作成 – アポ獲得のためのキャッチコピー案 – プレゼン資料の文章構成 |
アイデア出し | 迷ったときに複数のアイデアをすばやく提案してくれる | – 新商品のキャッチコピーや提案資料の構成例 |
資料作成の補助 | 下書きをベースに、自分なりに手直しすることで資料作りが早く進む | – 商品パンフレットのラフ案 – 営業トークスクリプト |
リサーチのサポート | 質問するとすぐに回答や情報をまとめてくれる | – 競合調査のポイント整理 – 業界の最新トレンド |
スクリプトの吐き出し | 営業トークのシミュレーションなども可能 | – 価格交渉のシミュレーション – クレーム対応の練習 |
フルサイコフレームなんじゃないかってくらい便利。いやフルサイコフレームが便利な事なんてあったか?
ChatGPTを営業で使うときの注意点
便利なChatGPTですが、使う上で守らなければならないこともあります。ガンダムもパイロットの操縦技量が問われるように、AIも使い方次第で効果が変わります。
- 個人情報や企業秘密の取り扱いに注意
- 守秘義務:大切なデータをむやみにAIに入力しない
- 顧客情報をそのままAIに投げない
- AIの回答が正しいとは限らない
- ChatGPTはたまに間違った情報も出すことがある
- 重要な内容は自分自身で必ず確認する
- 文章そのままのコピペは危険
- 作成した文章をそのまま使うのではなく、自分の言葉で手直しする
- 「お前チャッピー(チャットGPT)使ったろ?」と言われる現場が稀にあります。守秘義務大丈夫?と暗に確認したかったりね。
ChatGPTを営業で使う実用例
では、実際にどのように営業でChatGPTを活用できるのか、具体的に見てみましょう。
メール文章の下書き
例:「新規アポイントを取りたいとき」
- プロンプト(指示文)例:
「建設業界に向けて、新しい安全管理システムを売り込みたいので、担当者宛ての提案メールの下書きを作成してください。
できれば、なぜ安全管理が重要か、システムのメリットをわかりやすく書いてください。」
この指示をChatGPTに投げると、提案メールのたたき台が返ってきます。そこから自分らしい言葉遣いに整えれば、スピーディーな営業活動ができます。
顧客ニーズのヒアリングリスト作成
例:「ヒアリング項目の洗い出し」
- プロンプト例:
「ITソリューションを検討している企業向けに、ヒアリングすべきニーズや課題点のリストを10個考えてください。」
生成AIが出してくれたリストを活用すれば、ヒアリング漏れの防止に役立ちます。
商談トークスクリプトの作成
例:「価格交渉シーンのセリフ例」
- プロンプト例:
「価格交渉でお客様が値下げを要求しているときの、セールストーク例を5パターン考えてください。」
ChatGPTから得た提案をベースに、自分に合うトークをカスタマイズしましょう。
プレゼン資料の構成案
例:「ビジュアル重視のスライド構成」
- プロンプト例:
「資料を読む時間があまりないお客様に向けて、シンプルでビジュアル重視の提案スライドの構成案を考えてください。」
形だけでもすぐに用意できるので、効率良く資料づくりをスタートできます。
上記が初心者とか使い始めにはこんな感じですね。僕くらいになると「リユースサイコデバイス」で動かしてるので、コードでプロンプト作ります。下記に企業調査時のプロンプト掲載しておきます。
分析したい企業:「ここに企業名いれてね」
===============
<BusinessModelAnalysisTemplate> <Section title="企業概要">
<Item name="企業名"/>
<Item name="設立年"/>
<Item name="本社所在地"/>
<Item name="店舗数"/>
<Item name="事業内容"/>
<Item name="ミッション/ビジョン"/>
<Item name="主要製品/サービス"/>
<Item name="ロゴ"/>
</Section>
<Section title="ターゲットユーザー">
<Item name="主要ターゲット"/>
<Item name="セグメンテーション"/>
<Item name="顧客規模"/>
</Section>
<Section title="成長要因">
<Item name="市場環境"/>
<Item name="競争優位性"/>
<Item name="主要戦略"/>
<Item name="成功要因"/>
</Section>
<Section title="売上とLTV">
<Item name="収益モデル"/>
<Item name="売上高"/>
<Item name="LTV"/>
<Item name="有料転換率"/>
<Item name="主要KPI"/>
</Section>
<Section title="これまでの歩み">
<Item name="時系列で記載"/>
<Item name="資金調達状況"/>
<Item name="買収/合併"/>
</Section>
<Section title="今後の見通し">
<Item name="事業拡大戦略"/>
<Item name="技術開発戦略"/>
<Item name="市場トレンドへの対応"/>
</Section>
<Section title="CEOが語った成功の要素">
<Item name="CEOコメント"/>
</Section>
<Section title="競合他社との比較">
<Item name="主要競合"/> <Item name="競争優位性/劣位性"/>
<Item name="競争戦略"/> </Section> <Section title="スモールビジネスへの適用">
<Item name="活用方法"/> <Item name="適用事例"/> </Section> <Section title="その他">
<Item name="特筆すべき事項"/> </Section> <UsageTips> <Tip>各項目に必要な情報を網羅的に記述する</Tip>
<Tip>図表や画像を積極的に活用し、視覚的に分かりやすくする</Tip> <Tip>客観的なデータに基づいた分析を行う</Tip>
<Tip>最新情報を随時更新する</Tip> <Tip>信頼できる情報源を利用する</Tip>
</UsageTips>
</BusinessModelAnalysisTemplate>
まとめ:ChatGPTで営業活動をアップデートしよう
営業マンが忙しすぎて疲弊(ひへい)してしまうとき、ChatGPTがきっと助けになります。
- 決して“丸投げ”にしないこと
- 最終チェックやデータの安全管理は自分の責任で
- AIと組み合わせた新しい発想を試す
こうしたポイントを押さえたうえで、ChatGPTを「もう一人の営業マン」として活用すれば、きっと営業活動の効率化につながるはずです。
営業のみんなの健闘をサイコフレーム越しに応援してます。
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